2002年度 上海 社長コラム

上海研修旅行 (平成14年9月13日 – 15日)

 平成14年9月13日より上海へ社員研修旅行に行ってきた。午前10時過ぎに関西国際空港を離陸し、2時間足らずで上海浦東国際空港に着陸。初めて訪れる中国に少しばかりの緊張感をもって入国審査・税関を通過し、若い美人ガイド王さんに迎えられ、専用バスにて1時間30分で上海市内へ。市内に入ると昨年行った台北と景観はほとんど変わらないが、至る所でビル・マンションの建築が進んでいるのには驚いた。まさに 1980年代後半の日本と同じで投機目的で買うのだろうね。建築はレンガ積みが多く、神戸・淡路級の地震だと全滅だろうね。幸いにして百年近く地震はないとのことだが。

 市街地ではマクドナルド、ケンタッキー、ローソン、ユニクロなど徳島でもおなじみの店舗も多く、ほぼ同じ価格で販売しているらしい。高給といわれている日系企業のOLの給料が 2,000元(約 30,000円)とすればかなり高価なハンバーガーだ。交通手段としては、自転車は思ったより少なく、古びたバイクが多い。自動車はフォルクスワーゲンが多く日本車は少ない。又路面バスは窓ガラスの有無、エアコン付きで運賃が3段階になっているのにはびっくり。市内は交通渋滞が激しく、信号無視は当然で運転にも歩行にも”勇気”が必要とのガイドさんの説明に納得。

 初日の夕食は、上海一番のデートスポットである、ライトアップされた夜の「外灘」を対岸に見ながらテレビ塔近くの船のレストラン「海龍海鮮舫」。ここは、直前に訪れた(株)富士コンピュータサービスの野口社長が”雰囲気は抜群だが味がいまいち”とのふれこみであったが期待通り。夕食後、上海雑技団の見学に行ったが、テレビで見るより大分手抜きをしたような・・・・・・。翌日は、運河の街「蘇州」へ日帰り観光。上海から高速道路を2時間近く走ったが、前夜遅くまでホテルで騒ぎすぎてか全員ご休憩。「虎丘」「運河めぐり」「寒山寺」「拙政園」と見学したが雨の蘇州もなかなか粋なもの。観光地の露天で、絹のパジャマ(30元)やネクタイ(15元)を買っているとガイドに「本物のシルクと違う」叱られたが、ガイド指定の店では同じものが10倍はしたな。

 上海に帰り、コンピュータ専門ビルへ見学にいったが、5階建てのビルに所狭しと 300社余りのパソコンショップが、軒を並べていて大変活気があったな。価格は日本より割高のようだ。最後の晩餐は、ガイドさんに「日本人のいない、友達とか家族と行く店に」とお願いして連れていってもらった。しかし前夜の観光客専用の店よりましだが期待に応えてくれなかった。やはり中華料理は日本が一番うまい(のかな?)。夕食後は足裏 マッサージと全身マッサージをしてもらったが、気持ち良かったね。テレビで見たように痛くはないが、熟睡していて気がつかなかったかもしれない。最終日は、免税店で買物して空港へ。ブランドの買物は良くないですね。数は少ないし。疾風のような中国上陸でしたが、まさに発展途上で活気あふれる上海を肌で感じたことは非常に有意義であった。

外山 邦夫

テレビ塔

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